macでパーティションをDisk Utilityでフォーマットできないことがあった。エラーになり、"MediaKit reports not enough space on device for requested operation"(日本語:MediaKitが要求された操作を行うには装置上に十分な領域がないことを報告しています)などと出る。これを解決した(私の環境では上手く行った)。私はハードディスク内のデータを全消去して1から再フォーマットしなくてすんだ。
使用したもの
- フォーマットしたいパーティションのあるハードディスク(GPT形式)
- ubuntu 16.04
- GParted (ubuntu 16.04にインストール)
- Disk Utility (macOS 10.14.5)
私の場合はこうだが、他の環境でもできるかもしれない。FAT32などでフォーマットするなら全部GPartedで済むのだろうが、私はHFS+(ジャーナリング有効)でフォーマットしたかったので、Disk Utilityも使った。
注意
下記の方法では詳細は省略した部分がある。
なお最悪の場合、全データ消失の危険もあるので、自分のやっている操作をよく理解できるまで調べ、バックアップ等をとるなど周到に準備し、自己責任で注意深く実行しなければならない。しくじってデータが飛ぶのは再フォーマットするパーティションのあるハードディスクに限らず、使用するPCに接続されている記憶装置はどれでも、そうなる可能性がある。
方法
- 対象のハードディスクをubuntuのGParted(無ければインストール)で見る。
- そこに、200 MB程度のEFIシステムパーティションを作成する(私は適当に約500 MBにしてみた)。詳細な手順は次の記事を参考に操作した。
概要は、FAT32の200 MB程度のパーティションを(位置はどこでも良い、たぶん)、パーティション名とラベルをESPにして作成、その後flagをbootとespに入れる。
- macにハードディスクを接続、フォーマットしたいパーティションをDisk Utilityでフォーマットする。
参考文献
- MediaKit reports not enough space on device for requested operation
- Technical Note TN2166: Secrets of the GPT
- hard drive - MediaKit reports not enough space on device for requested operation - Ask Different
- How to fix: MediaKit reports not enough space on device for requested operation
- EFIシステムパーティションを作成する – 茱萸note